突然ですが、もし同僚や友人にインターネットについてこんな質問をされたら、あなたは自力で説明出来ますか?
- HTTPって何?
- Webページってどうして世界中で見られるの?
- そもそもインターネットって何?
私は…全部Noです。笑
なんとなーく知ってはいるけど、言葉で説明しろと言われたら詰まります…
プログラミングを勉強していると、説明なしに専門用語が登場することもありますよね。
GASで言えば、HTTPリクエストやDOM、トランザクションとか。
いちいちつど調べないといけないし、分かったような分かんないような…でモヤモヤ。
そもそも解説記事もノンプログラマーやプログラム入門者はお呼びでないらしく、最悪その説明すら解読できないこともしばしば…
「調べてみて分からないことは、とりあえず飛ばしちゃえ!そのうち分かるよ!」
…なんて言われることもありますが、「そろそろ苦しいなぁ…」と思ってきました。
そんなところで、ある方のツイートで以下2冊の紹介を拝見。
その方によると、Web初心者は前者を読んでから後者を読むのがオススメとのことです。
本屋でザっと中身を見たところ、たしかに後者は高度に感じたので、私もまずは前者を購入してみました。
対象読者
冒頭にあったHTTPをネットで調べると、だいたいこんな説明です。
HTTPとは、インターネット・プロトコルのうちの1つ。TCP/IPと組み合わせて、WebサーバーとWebページをやり取りする手順、規約。
ここで、1つでも横文字単語に「?」が浮かんだ方には、今回の本がWebサービス*1理解の助けになると思います。
HTTP、インターネット、プロトコル、TCP/IP、Webサーバー、Webページ…*2
それぞれについて、イラストと短文で解説されています。
もちろん、大抵のことはネットで調べれば分かっちゃう時代なので、これらも自分で調べて自分でまとめていけば、理解出来る方もいると思います。しかも無料で。*3
だから、私も購入をためらってしばらく本屋さんをウロウロしましたが笑、最終的に以下の点を理由に購入を決めました。
- 全体の把握にあまり時間を掛けたくない
- そもそも予備知識が殆どない
- 調べながらリンクを辿るうちに「結局どれとどれが繋がってどういう意味になるんだっけ?」と、こんがらがりがち
私のような方にとっては、自分に合った文体・ボリュームで体系的にまとめてくれているものを参考書として1冊手元に置いておく価値はあるかなと思います。
ちなみに本書では…
本の帯には、対象者として以下のように書かれています。
本書は、次のような方のために書かれています。
- これからIT系の仕事に就かれる方
- これから社内の情報システムを担当される方
- Webシステムに関連する技術と実務を、幅広く、バランスよく学びたい方
私の場合は「実務」というより「興味」本位で手に取ったので上記はどれも当てはまらないような気もしますが笑、強いて言えばGASやWebサービスの勉強という意味で3つ目でしょうか。
本の構成
見開き1ページで、1テーマを2~3項目ずつ解説。
Webの仕組み・成り立ちから、Webシステムの設計・運用の思想、セキュリティと認証など、概念的なものを広く浅く扱われています。
まだ1章に目を通しただけですが、関連する用語や解説の中で新しく出た用語もそれぞれ解説ページが記載されているので、「だからー!その説明が意味分かりませんからー!(怒)」みたいなことはありませんでした。
巻末には索引もあり、イラストと易しい文章で項目ごとにサーッと内容を把握できるので、辞書的に分からないところだけ知識を補強するような読み方*4もできると思います。
これを読み終わったら…
まえがきにも
本書が扱う範囲は、あくまで入門的な部分にとどまります。
とあるので、これを読み終えたとしても「Webを理解した」状態には遠く及ばないでしょう。
実務に必要な方はWebを支える技術(前述)も読む必要があると思われますが、素人の私にも理解できるのかどうか…???(不安)
ちなみに今回の本はシリーズ物(下記)で、ネットワークやサーバー等についても出版されています。
Amazonのレビューによると情シスさん向けで全くの初学者には少し難しいらしいのですが、実物を見つつ検討しようかなと思います。
あとは、もし出来れば同じような構成・レベルでコンピュータそのもの*5とか、はやりの機械学習とか出してくれたらなーと淡く期待しています。
うーん、私はどこに向かってるんだろうか…?